国民健康保険の手続き
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学生のため就職していなかったり、自営業などの勤務形態によって社会保険に加入していない場合は、国民健康保険に加入することになっています。保険に加入していないと、病院にかかった時の医療費が全額自費負担になります。
国民健康保険加入者は、引越しの際にそれに関する手続きを行わなくてはいけません。
同一市区町村内での引越しの場合は、加入している保険証と印鑑を用意して、住所変更手続きを取るだけで終わります。
国民健康保険という名称ですが、実際に加入などの手続きを行うのは各市区町村ごとになっており、行政地区をまたいでの引越しをした場合はその加入資格を失うことになります。
これを国民健康保険の資格喪失手続きと言いい、この手続きは転出届と同様引越しの14日前から行うことが出来るので、転出届を提出しに行く際に同時に行うのが良いでしょう。
手続きに必要なものは、現在加入している国民健康保険証を返却することによって、国民健康保険の資格喪失手続きとなります。
急病などで病院にかからなければならない場合、早めに手続きを取ってしまうと保険証がない状態で病院にかからなくてはいけなくなる為、余裕を持たせつつ、あまり長い期間保険証がない状態が続かないようにすることが大事です。
転出届と同時に国民健康保険の資格喪失手続きを取ることになりますが、転入と一緒に新しい住所の市区町村役場で新規加入することが出来るので、同時に国民健康保険の加入手続きを同時に取るようにしましょう。
加入の際に必要なものは、転出証明書、保険料の口座振替に利用する預金通帳もしくはそれに準じるもの、銀行口座届出印、免許証やパスポートなどの身分証明書です。
また、結婚などによって既に国民健康保険に加入している世帯に新たに転入する場合は、既にある保険証を持参する必要があります。
国民健康保険の保険料は大抵が月払いで、掛け損じはないので、いざというときのためにも早めに加入手続きをすることをお勧めします。
なお、引越しなどの間保険証がない状態で病院にかかった時は、一時的に全額自己負担となりますが、転入先で国民健康保険に加入する際に領収書を提出すれば、実費負担分の7割は返却されます。
実費負担となった時の医療費が自己負担にならないために、領収書を必ず保管しておくことが大事です。